狐塚結月の「【スプラトゥーン3】先生が二人もいるので、ついていくだけでいいって聞きました!【#狐塚配信局/コラボ配信】」は、タイトル通り、教えてくれる相手がいる状態でスプラトゥーン3へ飛び込むコラボ配信だった。2026年5月22日に公開された約1時間36分のアーカイブで、先生役の声を頼りにしながら、ナワバリバトルの基本を実戦で確かめていく回になっている。

この回で中心に置きたいのは、勝敗そのものよりも、狐塚結月が実戦の中で少しずつゲームの見方を増やしていくところだ。冒頭の自己紹介では、自分をスプラ初心者として置き、先生役の参加者の画面を見て学んでほしいと冗談まじりに話していた。そこから、ローラーで塗る、サブウェポンを知る、武器を変える、横から来る相手に驚く、最後に自陣塗りとキルの役割を言い合うところまで、約96分の中で初心者コラボらしい発見が次々に出てくる。

概要欄では、白夜レイジ、さくらすずらん、蜘蛛神聖羅の3人と一緒に遊ぶこと、遊ぶゲームがスプラトゥーン3であること、本人のYouTubeやX、Blueskyが案内されている。字幕でも、開始直後に参加者紹介があり、蜘蛛神聖羅が「みんなをキャリーしにやってきました」と言う流れ、狐塚結月が「スプラは初心者」と話す流れが確認できた。本文では、その前提を踏まえて、初心者が先生役に囲まれてゲームを覚える回として整理する。

体験的具体例として拾える場面は少なくない。ひとつ目は、ステージの水へ落ちて「これ水に落ちるんだ」と知る、初見寄りのプレイで起きがちな驚き。ふたつ目は、ワイドローラーやスプラローラーを見比べながら、自分に合う武器を探す場面。三つ目は、サブウェポンの存在や投げ方を途中で知り、カーリングボムや炭酸ボムの挙動に反応する場面。四つ目は、終盤に横から相手が来て「横もあるんすか」と驚き、正面だけ見ていても足りないゲームだと体で分かっていく場面だ。

ゲーム配信として見ると、攻略手順を説明する回ではない。見るべきなのは、狐塚結月がどの場面で驚き、どの説明でゲームの理解が増え、どの武器に手応えを感じたかだ。スプラトゥーン3を詳しく知らない読者でも、塗る、落ちる、横から来る、武器を変えるという大きな流れが分かれば把握しやすい。

先生役がいることで、初心者コラボの見方がすぐ立つ

明るいゲーム配信部屋で仲間の画面を見ながら試合へ向かう女性キャラクターのイメージ
V-BUZZ独自作成のイメージ画像です。公式画像・配信画面ではありません。

配信は、Discordの音声確認から始まり、そのまま参加者紹介へ入っていく。蜘蛛神聖羅は「みんなをキャリーしにやってきました」と名乗り、さくらすずらんは久しぶりにやるので不安があると話す。狐塚結月は「呼び捨てにされそうになった小塚です」と軽く返しながら、自分はスプラ初心者だと明かす。ここで、今回の回は上級者が完璧なプレイを見せるものではなく、経験差のあるメンバーが同じ場で遊ぶコラボだと分かる。

この入り方がよかったのは、ゲームを知らない読者にも役割が見えやすいところだ。先生役がいて、生徒側がいて、狐塚結月自身も「うちの枠からは本当に学びない」と冗談を言う。もちろん実際には、初心者の視点こそ学びになる。何が分からないのか、どこで迷うのか、説明を受けた時にどんな反応になるのかが、そのまま配信の楽しさになるからだ。

序盤のナワバリバトルでは、さっそく画面の情報量に振り回される。狐塚結月は「塗るぜ」と勢いよく出ていく一方で、敵が来ると「怖い」と反応し、水場に落ちて「これ水に落ちるんだ」と驚く。スプラトゥーンを長く遊んでいる人には当たり前でも、初めてに近いプレイヤーには、塗れる床、落ちる場所、敵が来る方向、味方の位置を同時に見るだけで忙しい。その素朴な驚きが見えるので、初心者回として入りやすい場面だった。

体験的具体例として、ゲームを始めたばかりの人が最初にぶつかるのは、ルール説明よりも画面内の情報量だ。敵を倒すゲームなのか、床を塗るゲームなのか、どちらを優先すればいいのか。水に落ちる場所と進める場所の区別も、ステージを覚えるまでは見間違える。狐塚結月が「水に落ちるんだ」と言った場面は、その素朴な発見がそのまま出ていた。

先生役との会話も、最初から攻略講座のように硬くはならない。ワイドローラーの話が出れば「ワイロって言ってるやつか」と拾い、先生役の画面で学んでほしいと言いながら、自分の枠は酔うかもしれないと笑う。こうしたやり取りがあるので、コラボの緊張感は強すぎない。初心者が教わる回ではあるが、できないことを責めるのではなく、分からなさを一緒に笑う形になっている。

この雰囲気は、配信を見る側にとっても入りやすい。スプラトゥーン3に詳しい人は、どこでつまずいているかを見てにやりとできる。詳しくない人は、狐塚結月の反応を通して「そういうゲームなのか」と理解できる。先生役がいることで、知らない言葉が出てもすぐ補足が入る。逆に、補足が入る前の驚きが残るので、配信の勢いも消えない。

字幕では、序盤から「先生」「学び」「キャリー」といった言葉が何度も出る。ここを記事の軸にすると、単なるスプラ配信ではなく、先生2人に囲まれて実戦で覚える回として読める。実際、狐塚結月は自分の画面を学びの場として過信せず、先生役の画面へ行くように促しながらも、試合が始まれば前のめりに塗っていく。そのギャップがこの回の導入を作っていた。

序盤の試合では、ローラーを手にして奥を塗りに行く流れ、敵に追われて怖がる流れ、先生役を頼る流れが短い間に続く。ここで勝敗だけを追うと、細かなリアクションは見落としやすい。むしろ、最初の10分台は「この人は何が分かっていて、何がまだ分かっていないのか」を見る時間だった。ステージの危ない場所、武器の種類、サブウェポン、敵の射程。まだ全部は整理されていないからこそ、後半の発見が効いてくる。

この章でいちばん残るのは、初心者回の安心感だ。狐塚結月は分からないことを隠さない。先生役も、全部を一度に説明するのではなく、その場その場で武器や動きを拾う。コメント欄も、どの枠を見れば学びがあるかという冗談に乗りながら、配信のにぎやかさを作っている。ゲーム配信としては派手なスーパープレイより、分からないところから始まる楽しさが前に出た導入だった。

ローラーを握って、塗る役割と前へ出る怖さを覚えていく

インクで明るく塗られたステージをローラーで進む女性キャラクターのイメージ
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中盤に入ると、狐塚結月はローラー系の武器へ気持ちを寄せていく。ワイドローラーを見て興味を持ち、買えるかどうかを気にし、最終的にスプラローラーを「これしか使えない」「相棒はこいつしかいない」と言う。冗談を交えた言い方ではあるが、初心者が最初に頼れる武器を見つける場面としてすっと伝わる。

ローラーは、スプラトゥーンを知らない人にも直感的に伝わりやすい。床を塗る。前に進む。近くの敵に当てる。もちろん実際には射程、振り、インク管理、潜伏、立ち回りがあるが、最初の取っかかりとしては「塗って進む」が見えやすい。狐塚結月がローラーを選ぶことで、配信を見る側も、彼女が何をしようとしているかをつかみやすくなる。

字幕では、18分台付近で「アウェイ塗りナンバーワン」といった結果に反応し、ローラーがいい、これしか使えない、という流れが確認できる。敵陣へ塗りに行くこと、自陣を整えること、前に出ること。最初はただ床を塗っているように見えても、結果画面の称号や味方との会話によって、自分が何を担当していたかが少しずつ見えてくる。

ここで面白いのは、狐塚結月が「後ろでただ塗ってるだけ」と言いながらも、実際には奥へ行きたい、前へ出たいという気持ちを持っているところだ。塗る役割は安全に見えるが、ステージの奥へ行けば敵に会う。敵に会えば怖い。怖いのに、塗れる場所があると進みたくなる。この揺れが、初心者のスプラ配信らしくよく出ていた。

体験的具体例として、対戦ゲームに慣れていない時は「役割を果たしたい」と「倒されたくない」が同時に来る。後ろで塗っていれば安全だが、それだけでは前線が上がらない。前に出れば貢献できるかもしれないが、どこから敵が来るか分からない。狐塚結月が「奥行きたい」「死ぬ死ぬ」と反応する場面は、その矛盾がそのまま出ている。

また、相手チームの名前や色に反応する軽さもこの回らしい。字幕では、チョコバナナ、ピスタチオ、フルーツの名前に反応するような場面があり、試合中の緊張が少し緩む。こういう雑談的な反応は、対戦の結果だけを切り出すと消えてしまう。だが、長めに見ると、狐塚結月が画面内の情報をどう拾っているかが分かる。敵の位置だけでなく、名前、色、武器、味方の声が同時に入ってくる。

ローラーの場面では、先生役への信頼もよく出る。リッターがいる、先生が2人倒した、ナイス、さすがだ、ついていくしかない。こうした声かけが続くため、初心者が一人で放り込まれている感じはない。強い味方がいるから前へ出られるし、前へ出て倒されても会話で戻ってこられる。コラボ配信としての安心感は、この反応の積み重ねにある。

一方で、ローラーだけに固定されるわけではない。途中で武器の名前や種類を聞き、リッターやザップ、プロモデラーといった話題にも触れる。自分が使うかどうかは別として、先生役の説明を通して、武器ごとの役割が少しずつ視野に入る。初心者がゲームを覚える時、最初に大事なのは、自分が使えるものを見つけることと、相手や味方が何をしているかを少し理解することだ。この回では、その両方が出ていた。

ローラーを握る狐塚結月の見せ方は、上手いか下手かだけでは測りにくい。大事なのは、塗ることでチームに参加している感覚を得ていることだ。敵を倒すだけが貢献ではない。自陣を塗る、敵陣へ道を作る、味方が動きやすい場所を増やす。配信後半のやり取りにもつながるが、終盤で自陣塗りの話が出るのは、序盤から塗る役割を意識していたからこそ効いてくる。

この章で残るのは、ローラーが狐塚結月にとって「分からないゲームへ入るための取っ手」だったことだ。複雑なルールや武器相性をすべて理解していなくても、塗れる。前へ進める。倒されても戻ってくる。先生役の声を聞きながら、できることを一つずつ試す。ゲーム配信としては、この試行錯誤がいちばん見やすい部分だった。

もう少し細かく見ると、ローラーを選ぶ場面には「初心者が扱いやすそうなものを探す」だけではなく、「自分が配信でどう見えるか」を探す意味もあった。遠くから正確に狙う武器は、うまく当たらないと画面上の変化が少ない。ローラーは、前へ出れば床が変わり、敵に近づけばすぐ反応が返ってくる。配信としても動きが見えやすく、狐塚結月の声の上下とも合っていた。だから「相棒はこいつしかいない」という冗談が、単なる武器選び以上に、今回の見せ方にも効いていた。

自陣を塗るか、敵陣へ行くかの迷いも、この中盤から少しずつ出ている。安全に塗っているだけでは試合の中心から離れるが、前に出ればリッターやシューターに狙われる。字幕では、相手の武器に気づいて怖がる声、先生役を頼る声、今なら塗れると判断して進む声が混ざっていた。こうした声の変化があるため、同じ「塗る」でも、ただ作業しているようには見えない。視聴者は、今は安全に塗っているのか、怖いけれど押しているのかを声で追える。

ローラーを通して見えるのは、狐塚結月の反応の速さでもある。敵に会えばすぐ怖がり、味方が倒せばすぐ褒め、結果画面で称号が出ればすぐ拾う。これは対戦の細かい技術とは別の配信上の強みだ。試合の情報量が多くても、本人が驚いた場所を言葉にするため、見ている側はどこへ注目すればいいかを失いにくい。初心者コラボで記事にしやすいのは、こうした反応の入口が多いからでもある。

サブウェポンと武器替えで、ゲームの見え方が一段増える

カラフルなインクの小物とバケツ型の武器を試す女性キャラクターのイメージ
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30分台に入ると、狐塚結月がサブウェポンの存在に気づく場面がある。字幕では「このゲームサブってあるんだ」「何それ」「どうやってセットすんの」といった反応が確認できる。そこへ、武器によって違うこと、Rで投げられること、カーリングボムが出ることが説明され、実際に投げてみて「これか」と反応する。初心者回として大きな発見だ。

この場面が面白いのは、ゲームの説明を事前に読んで理解するのではなく、試合中に必要になって初めて知るところだ。サブウェポンは、スプラトゥーン3では重要な要素だが、慣れていない人には画面のどこを見ればいいかも分かりにくい。武器にセットされていて、ボタンで出せて、使うとインクを消費する。こうした基本が、会話と実践の中で一つずつ増えていく。

体験的具体例として、対戦ゲームを始めたばかりの人は、メイン攻撃だけで手いっぱいになりがちだ。移動、カメラ、敵、味方、残り時間を見ていると、サブウェポンやスペシャルの存在を忘れる。誰かに「Rで投げられる」と言われて初めて、画面の別の機能が見える。狐塚結月の反応は、まさにその段階のリアルさがあった。

サブウェポンを知ったあとの配信は、少し見え方が変わる。カーリングボム、キューバンボム、炭酸ボムのような話が出て、何を投げているのか、どう使うのかを聞く。炭酸ボムについては、ジャンプしながらRでシャカシャカすると早くためられる、という説明もあり、狐塚結月が「飛ぶんだ」「投げられる気がしない」と返す。ここは、先生役がいる回の強さが出ていた。

ただし、説明が入ったからすぐ上手くなるわけではない。むしろ、知識が増えると操作も増える。ローラーで塗るだけなら分かりやすかったところに、ボムを投げる、インク残量を見る、敵の位置を見る、味方に合わせるという判断が足される。狐塚結月がインク不足に気づきにくいと話す場面もあり、ゲームの理解が増えるほど忙しさも増すことが伝わる。

この回では、武器替えも大きな流れだった。ローラーから別の武器へ興味が移り、デンタルワイパーらしき武器を試し、腕を伸ばすようなスペシャルに反応し、初めて持った武器で勝てたと喜ぶ。さらにダイナモやバケツ系にも触れ、終盤には塗りやすい武器への手応えを語る。ひとつの武器を極める回ではなく、いろいろ触って合うものを探す回だ。

武器替えの場面でよかったのは、性能評価が先生役の説明と狐塚結月の体感に分かれているところだ。先生役は「強い」「塗れる」「こう使う」と言う。狐塚結月は「楽しい」「勝てないけど楽しい」「塗りやすい」と返す。対戦ゲームでは、強さと楽しさが必ずしも同じではない。初心者にとっては、まず動かして楽しいか、何をしているか分かるかが大事になる。配信はその違いを自然に見せていた。

字幕では、デンタルワイパーを「歯ブラシ」と受け取るようなやり取りもあり、武器名の覚え方までコラボらしい。正確な名称をすぐ覚えるより、見た目や音で笑いながら覚える。こういう小さな冗談があると、武器の話が専門用語だけにならない。スプラトゥーン3を知らない読者でも、何か新しい道具を持って試していることは伝わる。

バケツ系の武器に触れた場面では、投げているものが何か分からない、カンカンと音がする、どうためるのかを聞く、という流れがある。ここも初見寄りの反応として分かりやすい。武器を使っているのに、まだ何を投げているのか完全には分からない。それでも、塗りやすい、嫌がらせできそう、という手応えはある。知識より先に感触が来て、そのあと説明が追いつく形だ。

記事としては、この章を「上達」と言い切りすぎない方がいい。もちろん、配信の中で理解は増えている。だが、完全に上手くなったというより、見える要素が増えた。サブがある。武器ごとに違う。横から敵が来る。インクが足りなくなる。自陣塗りも大事。こうした発見が積み重なり、試合の見方が一段増えていく回だった。

この章でいちばん残るのは、先生役の説明がゲームの入口を広げていたことだ。狐塚結月が「何それ」と聞けるから、説明が入る。説明が入るから、見ている側も同じタイミングで理解できる。すでに分かっている人には当たり前の機能でも、配信では新鮮な驚きとして見える。ゲーム配信の初心者コラボとして、この回らしさがよく出た場面だった。

また、武器を替える流れは、単に飽きたから持ち替えたというより、試合ごとに「今度は何ができるか」を確かめる流れに見えた。デンタルワイパー系では腕を伸ばすような挙動に驚き、バケツ系では投げたものが何なのかを確認し、炭酸ボムではため方まで教わる。ひとつ覚えるたびに別の疑問が出るため、配信は説明で止まらない。説明を聞いたらすぐ試合へ戻り、試した結果また声が出る。この循環があるから、約96分のアーカイブでも場面が途切れにくい。

初見者向けの補足として、スプラトゥーン3の面白さは「敵を倒す」「床を塗る」「道具を使う」が同時に走るところにある。狐塚結月は、その三つを一気に理解するのではなく、ローラーで塗るところから入り、ボムや別武器を少しずつ足していった。だから、専門的な上達を見せる回ではないが、ゲームの見え方が増える回としてすっきり伝わる。見ている側も、本人と同じ順番で情報を受け取れる。

この章では、字幕の誤認が混ざりやすい武器名を必要以上に断定しないようにした。配信内で話題になったのは、ローラー、リッター、ザップ、プロモデラー、ダイナモ、バケツ系、ボム類などだが、記事として重要なのは個別性能の正確な解説ではない。狐塚結月が「何それ」と聞き、先生役が説明し、実際に使ってみるという流れだ。ゲーム名や武器名を並べるより、その理解の増え方を中心に書く方が、この配信の実感に近い。

短い切り抜きでは、こうした試行錯誤は一つのリアクションだけに見えやすい。アーカイブで追うと、質問、説明、実践、失敗、次の武器という順番があり、そこにコラボの意味が出ている。

終盤の横からの接敵と自陣塗りで、実戦の怖さが残る

終盤のインクだらけのステージで横方向を警戒しながら塗る女性キャラクターのイメージ
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終盤で特に印象に残るのは、横から相手が来る場面だ。字幕では、狐塚結月が「今どこから来た」「横から」「横もあるんすか」と驚く流れが確認できる。正面の敵や床の塗りに意識を取られているところへ、別方向から相手が現れる。スプラトゥーン3の実戦らしい怖さが、素直な反応で出ていた。

この場面は、初心者がゲームを理解していく流れとして重要だ。最初は、床を塗る、敵を見つける、ローラーで進む、ボムを投げる、という目の前の行動が中心だった。終盤になると、相手がどこから来るか、味方とどこを守るか、どの場所を塗っておくかも気になってくる。横から来る敵に驚くのは、視野が足りないというだけでなく、ゲームの立体感に気づいた瞬間でもある。

体験的具体例として、対戦ゲームで最初に怖いのは、何に倒されたか分からない場面だ。正面に敵がいないと思っていたのに横から来る。安全だと思った場所に別ルートがある。自陣を塗っていたはずが、いつの間にか裏を取られている。狐塚結月の「横もあるんすか」という反応は、そうした初心者の混乱をはっきり言葉にしていた。

終盤の試合では、自陣を塗るか、相手側へ行くかの話も出る。狐塚結月は、ここを塗っておかないと負ける気がする、でも塗っていると来られる気がする、と迷う。これはスプラトゥーン3のナワバリバトルらしい悩みだ。塗り残しを消すのは大事だが、塗っている間に前線が下がることもある。前へ出れば相手陣地を荒らせるが、自陣が雑になることもある。

最後のやり取りでは、自陣をちゃんと塗らなかったから、相手の方まで塗りに行ったから、ホーム塗りナンバーワンを取ったから、4キルしているから、と役割を言い合う。ここがこの配信の締めとして気持ちよく効いている。勝敗だけではなく、誰が何をしていたか、塗りとキルのどちらを重く見るかで会話ができるようになっている。序盤の「水に落ちるんだ」から見ると、ゲームの見方がぐっと増えている。

もちろん、ここでも大げさに「成長物語」と言い切る必要はない。約96分のコラボで、急に熟練者になるわけではない。だが、配信の中で驚きの種類は変わっている。最初は操作やステージの基本に驚く。中盤は武器やサブに驚く。終盤は横から来る相手や自陣塗りの判断に驚く。この変化があるため、アーカイブ全体を一本の記事として追う意味がある。

コラボ相手の存在も最後まで効いている。先生役が強い動きを見せ、味方がナイスを返し、狐塚結月が「さすが先生」と乗る。負けた場面でも、惜しい、塗りやすい、もう少し嫌がらせできた、と次の試合へ感触を持っていく。初心者が対戦ゲームを続けるには、勝ち負けより、次に何を試すかが見えることが大事だ。今回の配信では、その試したい気持ちが途切れにくかった。

配信後半の根拠としては、80分台から90分台にかけて、相手が後ろや横から来ること、自陣を塗るか相手側へ出るかで迷うこと、最後にホーム塗りやキル数をめぐって軽く言い合うことが字幕で確認できる。ここは、概要欄だけでは絶対に拾えない部分だ。タイトルの「先生が二人もいる」という情報だけなら、教えてもらう配信だとは分かる。しかし、どのタイミングで何を知ったのか、どこで怖がったのか、どういう会話で試合後の手応えを整理したのかは、実際のアーカイブを追わないと見えない。

この回を初見者向けに整理するなら、「うまいプレイを見たい人」より「スプラトゥーン3を誰かと覚えていく過程を見たい人」に合っている。先生役の説明はあるが、講座動画のように項目立てされているわけではない。試合中に困り、質問し、笑い、次の武器を持つ。そのため、攻略情報だけを取りたい人には少し遠回りに感じるかもしれない。一方で、ゲームを始めたばかりの人がどこでつまずくか、コラボでどう支えられるかを見たいなら、流れを把握しやすいアーカイブだ。

見ていて印象に残るのは、狐塚結月が「怖い」と言いながらも、結局は前へ出るところだ。塗りたい場所がある。敵がいる。倒されるかもしれない。それでもローラーやバケツを持って進む。対戦ゲームの初心者配信では、慎重になりすぎて後ろで止まることも多いが、この回では怖がる声と動き出す勢いが同時にある。だから、失敗しても配信が止まらない。先生役のツッコミや説明が戻ってきて、次の試合へ自然に移れる。

もうひとつ、配信全体を通して「塗り」が軽く見られていない点もよかった。敵を倒した数は分かりやすく盛り上がるが、ナワバリバトルでは最後の塗り返しや自陣の整え方も大きい。狐塚結月がホーム塗りの結果に反応し、相手側まで塗りに行ったことを話す終盤は、初心者なりに自分の役割を見つけていた場面として読める。撃ち合いで目立つ人だけでなく、塗って盤面を作る人にも見せ場がある。この回は、そのスプラらしい役割の違いがコラボの会話に出ていた。

そのため、試合結果だけを飛ばし見するより、試合中の声の変化まで聞く方がこの回は伝わりやすい。笑いながら覚えていく過程が、数字以上に残る回だと思うし、そこが魅力だ。

記事を書くうえで扱いすぎない方がよい点もある。配信中には勢いのある言葉や対戦中の冗談が多い。字幕だけを見ると少し荒く見える部分もあるが、実際にはコラボ内のテンションやゲーム中の反応として流れているものが多い。本文では、過度に強い言葉を拾うより、初心者が怖がりながら前へ出る、先生役を頼る、武器を試す、最後に役割を言い合うという大きな流れを中心にした。

初見者に勧めるなら、このアーカイブは最初から順に見るのが分かりやすい。冒頭で役割が決まり、ローラーで塗る感覚が生まれ、途中でサブウェポンや武器替えの発見があり、終盤で横からの接敵や自陣塗りの話に進む。約96分と長めではあるが、6時間級の雑談ほど身構える必要はない。ゲーム配信として、試合ごとに小さな発見がある。

狐塚結月らしさが出ていたのは、分からないことをそのまま声に出し、先生役に頼りながらも自分でどんどん試すところだった。ワイドローラーが気になり、スプラローラーを相棒のように扱い、サブウェポンに驚き、デンタルワイパーやバケツにも手を伸ばす。失敗しても、反応が明るい。そこに、コラボ相手の説明とツッコミが重なる。今回の配信は、上手さを競うより、ゲームを覚えていく過程を一緒に見られる回だった。

最後に残るのは、先生2人がいる安心感と、初心者が実戦で覚える時の忙しさだ。塗る、逃げる、落ちる、投げる、横を見る、自陣を気にする。ひとつずつは小さな発見だが、配信を通して見ると、スプラトゥーン3の見方が少しずつ増えていく。狐塚結月の反応がその変化を分かりやすくしていて、ゲームに詳しい人にも、これから見る人にも入りやすいコラボアーカイブだった。