ピザを受け取るだけで、街全体が敵に回る。みりゃちが2026年4月25日に配信した『Run Pizza Run』は、配達先を探すゲームでありながら、ゾンビ、車、電車、細い足場に何度も止められる4時間13分の枠だった。
配信の4分台では、普段のゲーム配信が月1くらいだと話し、5分台には「治安の悪い街でピザを届ける」ゲームだと説明している。概要欄にはBOOTH、YouTubeメンバーシップ、ファンクラブ、X、lit.linkなどの公式導線もまとまっており、本人情報を確認したい視聴者にも入口が用意されていた。ゲームの説明は短いのに、実際に始まると一歩進むたびに確認することが増えていく。その落差が、この枠を面白くしていた。
ピザを取る前から段取りが必要だった
5分台の説明では「ただただピザを届けるだけのゲーム」と置いていたが、6分台には「戦場だよ」と受け止めが変わる。8分台から10分台にかけては、ジャンプやカメラを確かめる前に敵が寄ってきて、「怖い」「操作がやばい」と短い反応が続いた。説明を読んでから慎重に進むというより、まず街に投げ出され、動きながらルールを覚えていく形だ。
15分台に入ると、ピザを取った瞬間にゾンビがアクティブになる仕組みを確認する。ここで流れが切り替わった。目の前の敵から逃げるだけでは足りず、ピザを取る前に橋、屋根、車の流れまで見ておく必要が出てくる。拾う、逃げる、渡る、登るという手順が少しずつ攻略メモになっていくので、失敗しても「次はどこを変えるか」が見えてくる。
声に出す失敗が攻略メモになる
19分台では、振り向くとゾンビが増えている状況を見ながら、行けそうな坂や屋根を何度も試していた。44分台には自分で「ゾンビ追いかけっこピザ配達ゲーム」と言い換え、屋根に登るためにどこで振り切るかを考え直す。焦っていても、今何を見ているかを口に出すところがみりゃちらしい。
1時間21分台には次の島へ着きながら、まだ配達成功までは届いていない。1時間25分台の道路横断では、車の湧き方を待ち、「今行けるんじゃない」と踏み出しては同じ失敗に戻される。ここはプレイの派手さより、待つ判断ができるかどうかを見る場面だった。
その試行が1時間34分台の「配達完了」につながり、配達ゲームとしての手応えがようやく形になった。成功した瞬間に、それまでの落下や車事故がただのやり直しではなく、道順の確認として回収される。見ていて気持ちいいのは、みりゃちが失敗を大きく嘆くだけで終わらせず、次の動きへすぐ変換していくところだった。
終盤はベッド地帯、次は再挑戦の有無
1時間59分台から2時間台には配達成功も増えたが、後半の焦点はジャンプの角度に移っていく。2時間27分台では、ベッドがトランポリンのように跳ねる地帯で「まっすぐ飛ばないと」落下することを確認し、飛距離が足りず戻される場面が続いた。序盤の怖さがゾンビや車から来ていたのに対して、終盤は自分の入力をどれだけ整えられるかが壁になる。
4時間9分台には、難所を突破できずに終える判断をしつつ、動画を見てやれそうなら第3回を開催すると話している。4時間11分台の「クリアしたかった」という悔しさまで含めて、今回は完全クリアではなく、配達完了から高難度の足場へ進んだ回として区切られた。
次に追うなら、再挑戦があるか、そしてベッド地帯の越え方が変わるかが焦点になる。ゲームとしては理不尽に見える場面も多いが、配信では「どこまで分かったか」がこまめに言葉になるため、長時間でも進捗を見失いにくい。月1くらいのゲーム枠と話していた冒頭から、最後の悔しさまで、慣れないゲームへ少しずつ食らいついていく回だった。
