しぐれういが2026年4月22日に配信した『トモダチコレクションをしてみる』は、ゲームを始める前からもう面白い。キャラクリが長引きそうだと思って配信前に試していたら、そのまま裏でスタートしてしまったという入りから始まり、まずは録画しておいた導入を視聴者と見直すところから配信が動き出した。
その時点でこの回の軸はかなりはっきりしていた。新作『トモダチコレクション』をただ遊ぶだけでなく、しぐれうい自身がこのゲームのキャラクリにどうハマっていくのか、その過程ごと見せる回になっていたからだ。オープニングでOBSのアップデートに振り回されつつも、説明を挟みながら進めるので置いていかれにくい。
まずは“ういうラブリー島”の立ち上げから
配信序盤では、裏で触っていた冒頭部分を見せながら、自分の島がどう始まったのかを振り返っていく。島の名前を急に決める流れになって焦りながらも、読み上げの聞こえ方まで細かく気にして「ういうラブリー島」を整えていくくだりが、いきなりしぐれういらしい。ゲームのテンポに押されながらも、言葉の響きに変なこだわりが出るところが見ていて楽しい。
そのまま自分のMiiを作る場面では、イラストレーターだからこそ簡単にいくわけではないという苦戦ぶりがむしろ見どころになっていた。コントローラーで線を引く難しさに何度も文句を言いながら、目元や前髪、ハイライトの置き方を少しずつ詰めていく流れは、配信というより作業の実況に近い。途中で直線ツールの便利さに気づいたり、描き込みすぎると顔だけ浮くと判断したり、試行錯誤そのものがしっかり面白かった。
さらに、自分のMiiに「猫背」の個性をつけてすぐ後悔したり、自分がニュースキャスターになるゲーム内ニュースに素で笑ったりと、作った住人が動き始めてからの反応も軽快だ。最初の1人目なのに妙に愛着を持って世話を焼き始める流れも含めて、このゲームの“見守りたくなる感じ”がきれいに伝わってくる。
後半は大空スバルMiiづくりが主役
配信の後半で一気に熱が上がるのが、大空スバルのMii制作に入ってからだ。髪型や目の色、笑った時の印象、声の高さ、しゃべり方まで細かく探りながら「スバルっぽさ」を拾っていく様子はかなり真剣で、好きな相手をどうデフォルメするかを延々考えている時間そのものがこの回の山場になっていた。似せることだけに寄せず、トモコレの住人として可愛く見える落としどころを探しているのも印象に残る。
特に面白かったのは、性格づけと言葉まわりを決める場面だ。真面目さと明るさのバランスをどう置くか、声は高すぎても低すぎても違う、と何度も試しながら調整していくので、ただの見た目再現よりずっと解像度が高い。しぐれういが普段どこを見て大空スバルを好きだと感じているのかが、手を動かす途中の言葉からじわじわ見えてくる。
完成後に自分のMiiとスバルMiiを会わせるくだりもよかった。カレーの話題で友達になっていく妙な会話や、呼び名を「母ちゃん」にする流れは、ゲーム側の変な味と2人の関係性のイメージがちょうどよく噛み合っている。シャボン玉や食べ物を渡して反応を見る場面まで含めて、作って終わりではなく、その後の交流にまで嬉しそうに付き合っていたのがこの回の温度になっていた。
もう一回見たくなる終わり方をしている
終盤には、次に舞元啓介を作ってみたい気持ちをこぼしつつ、シリーズとして続けるかもしれないという話も出ていた。1回の配信で住人があまり増えないぶん、今後はキャラクリ部分を別の見せ方にしてもいいかもしれない、と考えているのもこの人らしい。配信1本で完結するというより、次に誰を住まわせるのかまで気になる終わり方だった。
あわせて、ゴールデンウィーク中に「しぐれういスプリング」として春衣装案を募集する予定も予告している。公式7周年サイトでは、5月2日から6月7日まで「しぐれうい展2026『Uitopia』」が開催予定で、配信でも展示開始が近いことを気にしつつ話していた。トモコレ初回のゆるさを楽しみながら、その先の動きまで自然に視界へ入ってくる回だった。
