加賀美ハヤトが2025年12月2日に公開したMV「加賀美ハヤト – フメツフハイ(1st Mini Album『ULTIMATE CITY』収録)」は、アルバム曲を3分13秒であらためて立たせる映像作品だ。概要欄には作詞作曲・編曲・映像制作のクレジットに加え、CD販売ページや配信リンクもまとまっていて、1曲のMVとして見るだけでなくリリース期の動きまで振り返りやすい。アルバム収録曲のMVは文脈がないと埋もれがちだが、この投稿は関連情報まで揃っているぶん、当時の熱量をたどりやすい。

作詞作曲は首藤義勝、アレンジは tatsu(BLVELY)、ベースは shizupi、映像制作は maxilla。曲の押し出しの強さと加賀美ハヤトのまっすぐな歌声がぶつからず並ぶので、アルバム収録曲の中でも輪郭がつかみやすい一本になっている。

単曲で聴いても、『ULTIMATE CITY』期の押し出しが伝わる

『フメツフハイ』はアルバム収録曲のMVだが、ここだけ先に見ても曲の芯がつかみやすい。ロック寄りの押し出しは強いのに、重たく押しつける感じにはならず、歌の抜けで前へ進んでいく感触が残る。3分13秒という長さも含めて、曲の勢いを受け取りやすい。

タイトルの強さに引っぱられすぎず、歌と言葉の前進感がそのまま曲の印象になっているのもいい。アルバムを通して聴いたあとに戻ってきても、逆にここから入ってアルバムへ向かっても、どちらでも機能する収まりだ。ライブ映えしそうな熱量がある一方で、MV単体でも曲の輪郭がぼやけないのが強い。

特設ページまでつながっていて、当時の展開を後追いしやすい

概要欄には、ミニアルバム『ULTIMATE CITY』の販売ページと配信リンクが並び、さらに2026年1月17日に開催されたワンマンライブ『ALPHA ONE』の案内も残っている。いま読み返すと、MV単体の紹介というより、アルバム期の導線をひとまとめにした投稿だったことがよく分かる。

特設ページでもアルバムとワンマンライブの情報が一緒に案内されているので、後追いで音楽活動を追うときに迷いにくい。作品ごとに情報が散らばりがちな時期でも、MVを入口にすると全体の輪郭がつかみやすい。楽曲単体の記事としてだけでなく、音楽活動の時系列を追う足場になるのがこの投稿の良さだ。

加賀美ハヤトの音楽活動を振り返る入口として機能する

このMVのよさは、「アルバム収録曲の映像化」で終わらず、その時期の加賀美ハヤトがどんな熱量で音楽を出していたかまで感じやすいところにある。クレジットがはっきり見えるので作品としての手触りも残るし、3分強で見返しやすいのも大きい。

最近の加賀美ハヤトの音楽面をまとめてたどりたい人にとっても、『フメツフハイ』はかなり入りやすい一本だ。『ULTIMATE CITY』を聴く前の入口にも、ワンマンライブ『ALPHA ONE』まで含めた流れを振り返る手掛かりにもなる。曲そのものの勢いと、当時の展開の見えやすさがきちんと結びついたMVだった。